Windows 11のエクスプローラーでおすすめ項目を減らす方法 設定場所・戻し方・消えないときの対処

Windows 11のエクスプローラーでおすすめ項目を減らしたいなら、最初に触る場所は [エクスプローラーのオプション] > [全般] > [プライバシー] です。多くの環境では、[最近使用したファイル] と [よく使用するフォルダー] をオフにするだけでかなり見通しが良くなります。クラウドやMicrosoft 365由来のおすすめまで抑えたい場合は、[アカウントベースの分析情報、最近使ったファイル、お気に入りファイル、推奨ファイルを含める]、表示される環境では [推奨セクションの表示] もオフにします。さらに、最初に開く場所を [この PC] に変えると、起動直後からおすすめ系をほとんど見ずに使えます。(Microsoft サポート)

ここで混乱しやすいのが、古い解説の「クイックアクセス」と、今のWindows 11で使われる「ホーム」が同じ文脈で説明されることです。Microsoftの案内でも、Windows 11 バージョン22H2以降ではクイックアクセスが Home と案内されており、さらに「推奨」関連の表示は更新状況やアカウント種別で差が出ます。この記事では、その違いを前提に、最短手順、消えないときの対処、戻し方まで順番に整理します。(Microsoft サポート)

目次

Windows 11のエクスプローラーでおすすめ項目を減らす最短手順

  1. Windows キー + E でエクスプローラーを開きます。
  2. 右上の [その他](…)> [オプション] を開きます。古い案内では [表示] > [オプション] と書かれていることがあります。
  3. [全般] タブの [プライバシー] を確認します。
  4. 次のチェックを、必要なものから順にオフにします。
  • [最近使用したファイル]
  • [よく使用するフォルダー]
  • [アカウントベースの分析情報、最近使ったファイル、お気に入りファイル、推奨ファイルを含める]
  • [推奨セクションの表示](表示される環境のみ)
  1. さらに、同じ [全般] タブ上部の、最初に開く場所のドロップダウンで [この PC] を選びます。
  2. [適用] > [OK] で閉じます。

この順番で触ると、「最近使ったファイル」「よく使うフォルダー」「Microsoft 365由来のおすすめ」「推奨セクション」「起動時の見え方」をまとめて整理できます。(Microsoft サポート)

減らしたいもの見る場所まずやること
最近使ったファイルエクスプローラーのオプション > プライバシー[最近使用したファイル] をオフ
よく使うフォルダーエクスプローラーのオプション > プライバシー[よく使用するフォルダー] をオフ
クラウドやMicrosoft 365由来のおすすめエクスプローラーのオプション > プライバシー[アカウントベースの分析情報…] をオフ
新しい「推奨」表示エクスプローラーのオプション > プライバシー[推奨セクションの表示] をオフ
起動直後のごちゃつきエクスプローラーのオプション > 全般最初に開く場所を [この PC] に変更

表の3行目と4行目は、Windowsの更新状況やアカウント種別によって表示されないことがあります。Microsoftは一部機能を段階的にロールアウトしているため、PCごとに見え方が揃わないのは珍しくありません。(Microsoft サポート)

まず知っておきたいのは「おすすめ項目」の正体が1つではないこと

エクスプローラーで邪魔に感じる「おすすめ項目」は、実際には1種類ではありません。大きく分けると、ホーム/クイックアクセスに出る最近使用したファイルやよく使用するフォルダー、Microsoft 365やクラウド由来のおすすめ、新しい推奨セクション の3系統です。ここを混同すると、「設定を切ったのにまだ出る」という状態になりやすくなります。(Microsoft サポート)

実務でのコツは、件数を細かく減らそうとするより、表示元ごとに切る ことです。たとえば、ローカルで最近開いたファイルだけ消したいのか、OneDriveやMicrosoft 365のおすすめまで見せたくないのかで、触るスイッチが変わります。ここを先に切り分けると、無駄に設定画面を往復しません。

最近使用したファイルとよく使用するフォルダーを減らす

一番効果が大きいのは、[最近使用したファイル] と [よく使用するフォルダー] をオフにする方法です。Microsoftの案内でも、これらをオフにすると、クイックアクセスにはピン留めしたフォルダーだけが残る形になります。共有PCや、打ち合わせ中にダウンロードした資料名を見せたくない場面では、まずここから触るのが正解です。(Microsoft サポート)

この設定が向いているのは、次のようなケースです。

  • 仕事の資料名や見積書名をホーム画面に出したくない
  • ダウンロードフォルダー周りが頻繁におすすめ表示されて見づらい
  • 最近使ったファイルより、固定したフォルダーだけを見たい

「とにかくスッキリさせたい」なら、この2つを両方オフ にしてから使い勝手を見るのが失敗しにくい方法です。必要な作業フォルダーだけは右クリックの [クイック アクセスにピン留めする] で残せるので、履歴を減らしても操作性は落としにくいです。(Microsoft サポート)

Microsoft 365やクラウド由来のおすすめを減らす

最近使ったローカルファイルは消えたのに、OneDriveやMicrosoft 365絡みのファイルがまだ出るなら、見るべきは [アカウントベースの分析情報、最近使ったファイル、お気に入りファイル、推奨ファイルを含める] です。Microsoftは、エクスプローラーの Home から Microsoft365.com のファイルも見つけられると案内しており、この表示を変える設定として同項目を示しています。(Microsoft サポート)

ここが厄介なのは、「最近使用したファイル」をオフにしても、クラウド側のおすすめは別ルートで残ることがある 点です。仕事アカウントや個人のMicrosoftアカウントを使っている人ほど、この設定の有無で見え方が変わりやすいです。ローカルの履歴は残したいが、Microsoft 365由来の提案は減らしたい、という人にはこの切り分けがいちばん実用的です。(Microsoft サポート)

「推奨セクションの表示」があるなら、それも切る

Windows 11の更新では、エクスプローラー Home に [推奨] セクション が追加される案内が出ています。Microsoftの更新情報では、このセクションを表示するには [推奨セクションの表示] をオンにするとされているため、逆に言えば、邪魔ならここをオフにするのが最短です。(Microsoft サポート)

ただし、この項目は誰のPCにも必ず同じ形で出るわけではありません。Microsoft自身が段階的ロールアウトを明記しており、過去の更新情報でもアカウント種別ごとに案内が異なっています。その項目が見当たらなくても異常ではなく、まずは他の3つの設定を優先 すれば十分です。(Microsoft サポート)

ホームではなく「この PC」から開くと体感がかなり変わる

おすすめ項目そのものを完全に消し切れなくても、最初に開く場所を [この PC] に変える だけで、日常のストレスはかなり減ります。Microsoftのサポートでも、エクスプローラーの開始位置を [この PC] に変更できる案内があります。ホームを経由しなくなるので、起動のたびに最近項目やおすすめ項目が目に入る状態を避けられます。(Microsoft サポート)

これは特に、次のような人に向いています。

  • ドライブやフォルダー階層から作業を始めることが多い
  • ホームの情報量そのものが多すぎると感じる
  • 最近ファイル機能は完全には切りたくないが、起動直後には見たくない

Microsoftは Home を推奨する案内も出していますが、実務では「この PC」のほうが静かで使いやすい と感じる人は少なくありません。見せたくない情報を減らすという目的だけで見るなら、かなりコスパの高い設定です。(Microsoft サポート)

それでもおすすめ項目が減らないときの対処

個別のファイルだけ消したいなら「クイック アクセスから削除」

全部オフにするほどではなく、「このファイル名だけ消したい」というときは、項目を右クリックして [クイック アクセスから削除] を使うほうが早いです。Microsoftの案内では、その項目を毎日使っていても、クイックアクセスには表示されなくなります。会議前に1件だけ消したいときに便利です。(Microsoft サポート)

スタート側の最近開いた項目もオフにする

エクスプローラー側を触ってもまだ「最近開いたもの」が目につくなら、[設定] > [個人用設定] > [スタート] の [スタート、ジャンプ リスト、エクスプローラーで最近開いたアイテムを表示する] も確認してください。Microsoftはこのトグルで、スタート・ジャンプリスト・エクスプローラーの最近項目表示を切り替えられると案内しています。(Microsoft サポート)

共有PCやプレゼン用PCでは、この設定まで切っておくと「どこか別の場所に最近ファイルが残っていた」という事故を減らしやすくなります。エクスプローラーだけの話に見えて、実際にはスタート設定まで見たほうが取りこぼしが少ないです。(Microsoft サポート)

端末の操作履歴も整理したいならアクティビティ履歴を見直す

ファイル名だけでなく、PC全体の「最近何をしていたか」をできるだけ残したくないなら、[設定] > [プライバシーとセキュリティ] > [アクティビティ履歴] も見直します。Microsoftのサポートでは、ここで [このデバイスでアクティビティ履歴を保存する] をオフにしたり、[履歴のクリア] で既存の履歴を消去したりできます。(Microsoft サポート)

これはエクスプローラーのおすすめ項目を直接1対1で制御する設定ではありませんが、「履歴そのものを減らしたい」 という目的には相性が良いです。特に個人情報や案件名を端末に残したくない人は、エクスプローラーの表示設定と合わせて見る価値があります。(Microsoft サポート)

会社PCや学校PCでは変更できないことがある

会社支給PCや、個人PCに業務アカウントを追加している環境では、Windowsの設定画面に 「一部の設定は組織によって管理されています」 と出ることがあります。Microsoftも、業務用デバイスや業務アカウント追加済み端末では一部設定が無効になる場合を案内しています。(Microsoft サポート)

エクスプローラー関連でも同様に、こちらで設定を変えても固定されて戻る、項目がグレーアウトして触れない といった状態なら、個人側で無理にいじるより管理者ポリシーを疑ったほうが早いです。ここで時間を使いすぎるのは、いちばんもったいないパターンです。

失敗しやすいポイント

[最近使用したファイル] だけを切って満足しないこと。 実際には [よく使用するフォルダー] や [アカウントベースの分析情報…] が別で効いていることがあり、片方だけでは「まだ残る」と感じやすいです。(Microsoft サポート)

[推奨セクションの表示] が見当たらなくても焦らないこと。 Microsoftは段階的ロールアウトを案内しており、過去の更新情報でも表示対象アカウントの条件が変わっています。見えないなら、未配信・非対象・表記差のどれかと考えて進めたほうが実務的です。(Microsoft サポート)

いったん非表示にしても、戻すと過去の項目が再表示されることがある 点も見落としがちです。Microsoftのサポートでも、クイックアクセスの設定を有効に戻すと、以前に削除したファイルが再び表示されることがあると案内されています。見た目だけ一時的に整理したいのか、今後も履歴を残したくないのかを分けて考えると失敗しません。(Microsoft サポート)

用途別におすすめの設定パターン

とにかくシンプルにしたい人

  • [最近使用したファイル] をオフ
  • [よく使用するフォルダー] をオフ
  • 最初に開く場所を [この PC] に変更

この3つで、起動直後の視界はかなり静かになります。ピン留めしたフォルダー中心で使いたい人に向きます。(Microsoft サポート)

ローカルの最近ファイルは使いたいが、クラウドのおすすめはいらない人

  • [最近使用したファイル] は必要に応じて残す
  • [アカウントベースの分析情報、最近使ったファイル、お気に入りファイル、推奨ファイルを含める] をオフ
  • [推奨セクションの表示] があればオフ

OneDriveやMicrosoft 365を使っている人ほど、この切り分けが効きます。ローカルの使い勝手を残しつつ、余計な提案表示だけを減らせます。(Microsoft サポート)

共有PCや来客前に履歴を見せたくない人

  • エクスプローラーの [最近使用したファイル] をオフ
  • [設定] > [個人用設定] > [スタート] の最近項目表示もオフ
  • 必要なら [アクティビティ履歴] で履歴をクリア

「エクスプローラーだけ見えなくすればOK」と思うと抜け漏れが出ます。共有前提なら、スタートとアクティビティ履歴まで含めて考えるほうが安全です。(Microsoft サポート)

元に戻す方法

元に戻したくなったら、同じ [エクスプローラーのオプション] > [全般] > [プライバシー] に戻り、オフにしたチェックを再びオンにするだけです。最初に開く場所を変えている場合も、同じ画面のドロップダウンで [ホーム] に戻せます。(Microsoft サポート)

ただし、再表示の挙動は以前とまったく同じとは限りません。Microsoftの案内どおり、設定を有効に戻した時点で、過去に表示されていた項目が再び見えることがあります。戻し方自体は簡単でも、「見せたくない履歴を完全に忘れた状態に戻す」 のとは別だと考えておくと安心です。(Microsoft サポート)

迷ったらこの順番で進めれば十分

Windows 11のエクスプローラーでおすすめ項目を減らすなら、まずは プライバシーの2項目をオフ、次に クラウド由来のおすすめ設定を確認、最後に 最初に開く場所を [この PC] に変える の順で進めるのがいちばん迷いません。さらに共有PCや業務端末なら、スタートの最近項目 と アクティビティ履歴 まで見れば、ほとんどの「まだ残る」を潰せます。(Microsoft サポート)

まずはエクスプローラーの [オプション] を開き、[最近使用したファイル] と [よく使用するフォルダー] の2つから切ってみてください。そこでまだ気になるなら、この記事の順番どおりに1つずつ足していけば、無駄なく調整できます。(Microsoft サポート)
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この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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