Windows 11 Home がプリインストールされたノートPCを購入したものの、「仕事でリモートデスクトップを使いたい」「BitLockerでディスクを暗号化したい」などの理由で Windows 11 Pro が必要になるケースは非常に多くなっています。本記事では、特にイギリス在住の方向けに、Windows 11 Home から Pro へオンラインでアップグレードする際の英国ポンド(GBP)での価格の考え方と、実際のアップグレード手順・注意点を、できるだけ具体的に解説します。
Windows 11 Home から Pro へアップグレードする全体像
まずは、Windows 11 Home から Pro へアップグレードする流れをざっくり整理しておきます。難しい操作はほとんどなく、基本的には「設定」アプリから Microsoft ストアを開き、オンラインで Pro ライセンスを購入するだけです。
- 対象:Windows 11 Home がプリインストールされたPC(主にメーカー製ノートPCなど)
- 方法:Windows の「設定」→「ライセンス認証」→「エディションのアップグレード」から Microsoft ストアを開き、Windows 11 Pro へのアップグレードを購入
- 必要なもの:安定したインターネット接続、Microsoft アカウント、UK(英国)で利用可能な支払い手段(クレジットカード・デビットカード等)
- 作業時間:購入処理自体は数分。ダウンロードと再起動を含めても、通常は30分前後を見ておけば十分なケースが多いです。
一度 Pro へアップグレードすると、同じPCで再インストールした場合でも、基本的には Pro として自動的にライセンス認証されます。そのため「Pro に上げたのに、再セットアップで Home に戻ってしまうのでは?」と心配する必要はあまりありません。
Windows 11 Pro へのアップグレード価格(英国ポンド)の目安
もともとの質問では、「プリインストール Home から Pro にアップグレードするとき、Microsoft ストアの価格を英国ポンド(GBP)で知りたいのに、米ドル表示しか見つからない」という悩みがありました。
その時点の Microsoft ストア(英国表示)では、Windows 11 Home から Pro へのアップグレード価格は£119.99という情報がありました。これは、あくまでその時点(2025年8月末頃)の表示価格であり、
- 為替レートの変動
- Microsoft の価格改定
- 期間限定セールやキャンペーン
- 国・地域ごとの税率や表示ルール
などによって、現在の価格は変わっている可能性があります。
そのため、実際に購入する前には、必ず自分のPC上で Microsoft ストアを開き、最新の価格を確認したうえで購入するようにしてください。本記事では「£119.99」を例として扱いますが、「参考値」である点を意識して読み進めてください。
アップグレード価格に関するポイント
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 価格の種類 | Windows 11 Home から Pro へのエディションアップグレード価格。新規インストール用の単体ライセンスとは別扱いです。 |
| 通貨 | 地域を英国に設定するとGBP(ポンド)表示になります。 |
| 税金 | 一般に、英国向けのオンラインストアではVAT 込み価格が表示されることが多いです(厳密な取り扱いはストア画面を確認してください)。 |
| ライセンスの種類 | このアップグレードは、そのPCの Windows 11 Home に対する追加ライセンスのようなイメージです。プリインストールされた Home ライセンス自体が別PCへ移せない場合、Pro も実質そのPC専用になると考えるのが無難です。 |
まとめると、「£119.99」という数字は、あくまである時点での一例と理解し、自分の環境で必ず最新の価格表示を確認しましょう。
英国ポンド表示で価格を確認するための設定手順
Microsoft ストアの通貨表示は、OSの地域設定とMicrosoft アカウントの請求先情報の影響を大きく受けます。ここでは、Windows 本体とアカウント側の両面から、英国ポンドで価格を表示させるための設定を整理します。
Windows の地域設定を「英国(United Kingdom)」に変更する
まず最初に行いたいのが、Windows 自体の地域設定を英国に変更することです。
- スタートボタンをクリックし、設定(歯車アイコン)を開きます。
- 時刻と言語 をクリックします。
- 左側のメニューから 言語と地域 を選択します。
- 国または地域 の項目を United Kingdom(英国) に変更します。
- 念のため PC を再起動します。
この設定により、ストアアプリやニュース、天気など、多くのサービスが英国向けのコンテンツや通貨で表示されるようになります。特に、Microsoft ストアでの表示通貨に影響が大きいポイントです。
Microsoft アカウントの請求先住所を英国に合わせる
次に、Microsoft アカウント側の情報もチェックしておきましょう。OSの地域設定が英国でも、アカウントの請求先住所が他国のままだと、通貨が米ドルや別通貨になることがあります。
- ブラウザで Microsoft アカウントの支払い情報・請求先住所ページを開きます。
- 自分の Microsoft アカウントでサインインします。
- 登録済みのクレジットカード/デビットカードや住所情報を確認し、国・地域が United Kingdom になっているかをチェックします。
- もし他国になっている場合は、英国の住所を新たに追加・選択します。
特に、支払い元のカードが日本発行の場合などは、
- カードが海外決済に対応しているか
- 「海外利用制限」が有効になっていないか
も合わせて確認しておくと安心です。
Microsoft ストアで実際に価格を表示してみる
ここまで設定したら、実際に Microsoft ストアで Windows 11 Pro のアップグレード価格を確認してみます。
- 設定アプリを開きます。
- システム → ライセンス認証 を開きます。
- エディションのアップグレード という項目の中にある、Microsoft ストアに移動をクリックします。
- Microsoft ストア アプリが起動し、Windows 11 Pro へのアップグレード商品ページが表示されます。
- ここで価格が£xxx.xxという形で表示されていれば、英国ポンド表示になっています。
もしこの画面でまだ米ドル表示のままの場合、
- ストアアプリ右上のアイコンから一度サインアウト・再サインインする
- ストアアプリのキャッシュをクリアする(サインアウトや Windows の再起動など)
- VPNなどで別地域のIPアドレスを利用していないか確認する
といった確認も役に立ちます。
| 確認する場所 | チェックポイント |
|---|---|
| Windows の「言語と地域」 | 国または地域が United Kingdom になっているか |
| Microsoft アカウントの請求先住所 | 国・地域が United Kingdom、住所も英国のものになっているか |
| Microsoft ストア アプリ | サインインしているアカウントが正しいか、価格が GBP 表示か |
Home から Pro への実際のアップグレード手順
価格と通貨表示が確認できたら、いよいよ実際のアップグレード手順です。ここでは「Microsoft ストアで Pro へのアップグレードを購入する」パターンを中心に説明します。
事前にやっておきたい準備
- 重要なデータのバックアップ
通常、Home → Pro のアップグレードではユーザーデータはそのまま残りますが、万が一に備えて外付けドライブやクラウドストレージにバックアップを取ることをおすすめします。 - 十分なディスク空き容量
アップグレード自体は大きな容量を消費しませんが、Windows Update の追加ファイルなども含めて、Cドライブにある程度余裕を持たせておきましょう。 - ACアダプタを接続
ノートPCの場合、アップグレード中にバッテリー切れにならないよう、必ず電源アダプタを接続しておきます。
ライセンス認証状態を確認する
スムーズに Pro へアップグレードするには、まず現在の Windows 11 Home がきちんとライセンス認証されているか確認します。
- 設定 → システム → ライセンス認証 を開きます。
- ライセンス認証の状態 が「Windows はデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」またはそれに近い文言になっているか確認します。
もし「ライセンス認証されていません」やエラーコードが表示されている場合は、まず Home のライセンス認証を完了させてから Pro へのアップグレードを行うのが安心です。
Microsoft ストアから Pro へアップグレードする手順
- 設定 → システム → ライセンス認証 を開きます。
- エディションのアップグレードの項目内にある Microsoft ストアに移動 をクリックします。
- Microsoft ストアが起動し、「Windows 11 Pro へアップグレード」といったタイトルの商品ページが表示されます。
- ここで価格が英国ポンド表示になっているかを最終確認します。
- 購入ボタンをクリックし、画面の案内に従って支払いを完了します。
- 購入が完了すると、Windows 側で自動的に Pro エディションへの更新処理が始まります。
- 途中で再起動が求められたら、指示に従って再起動します。
アップグレード処理が完了すると、再起動後は PC がすでに Windows 11 Pro として起動するようになります。ユーザーデータやアプリケーションは基本的にそのまま引き継がれます。
アップグレード完了後の確認ポイント
| 確認する画面 | 確認する内容 |
|---|---|
| 設定 → システム → バージョン情報 | 「エディション」が Windows 11 Pro になっていること |
| 設定 → システム → ライセンス認証 | ライセンス認証の状態が有効になっていること |
| BitLocker の項目(必要な場合) | デバイス暗号化や BitLocker の設定メニューが利用可能か |
| リモートデスクトップの設定 | 「このコンピューターへのリモート接続を許可する」設定が有効にできるか |
これらの確認が済めば、Windows 11 Pro へのアップグレードは完了です。
プロダクトキーを持っている場合のアップグレード方法
もしすでに正規の Windows 11 Pro のプロダクトキー(または Windows 10 Pro からの権利を引き継げるキー)を持っている場合、Microsoft ストアで改めて購入する必要はありません。
プロダクトキーで Home を Pro に切り替える手順
- 設定 → システム → ライセンス認証 を開きます。
- プロダクトキーの変更 をクリックします。
- 表示されたウィンドウに、手持ちの Windows 11 Pro のプロダクトキー を入力します。
- 画面の指示に従って進めると、エディションの変更が始まり、再起動後に Windows 11 Pro として起動します。
この方法でも、データやアプリは基本的に維持されます。ただし、不正なキーやライセンス条項に反するキーを使用した場合、後からライセンス認証が取り消されるリスクもあります。信頼できるルートで入手したキーのみを使用してください。
Windows 11 Home と Pro の主な違い
「本当に Pro にアップグレードする必要があるのか?」という疑問を持っている方のために、Home と Pro の代表的な違いを整理します。とくに、以下のような機能を使いたい場合は Pro がほぼ必須です。
| 機能 | Windows 11 Home | Windows 11 Pro | 用途の例 |
|---|---|---|---|
| BitLocker ドライブ暗号化 | 基本的に利用不可(一部デバイス暗号化を除く) | 利用可能 | ノートPC紛失時の情報漏えい対策 |
| リモートデスクトップ(ホスト) | リモート接続を「受ける」ことは不可 | 接続を受ける側として利用可能 | 会社や自宅PCに外出先から接続 |
| ドメイン / Azure AD 参加 | 不可 | 参加可能 | 企業ネットワークにPCを参加させて一元管理 |
| グループポリシー(ローカル) | 制限あり | 高度な設定が可能 | 細かなセキュリティ設定や制限をかける |
| Hyper‑V | 利用不可 | 利用可能 | 仮想マシンを使った検証環境の構築 |
| Windows Sandbox | 利用不可 | 利用可能 | 怪しいファイルの安全な検証 |
とくに、リモートデスクトップのホスト機能や BitLocker は、リモートワークやモバイルワークが当たり前になってきた現在、需要が急速に増えている機能です。そうした機能が必要で、かつイギリスで正式なライセンスを取得しておきたいのであれば、Pro へのアップグレードを検討する価値は高いと言えます。
地域・通貨が米ドルのまま変わらないときのチェックリスト
「設定で国を United Kingdom にしたのに、ストアの表示がまだ米ドルのまま…」という場合に確認したいポイントをまとめます。
- Windows の地域設定
前述の通り、「言語と地域」の「国または地域」が United Kingdom になっているか再確認します。 - 表示言語とフォーマット
表示言語が日本語でも問題ありませんが、「地域フォーマット」が英国以外になっている場合、影響が出るケースがあります。 - Microsoft アカウントの請求先住所
請求先住所が日本や他国のままになっていると、その国のストア扱いになることがあります。UK の住所を追加し、そちらをメインに設定します。 - 支払い方法の国
登録しているカードの国情報と、ストアの国が一致しているか確認します。国が合わないと、購入自体がはじかれる場合もあります。 - VPN やプロキシの有無
VPN で他国のIPアドレスを経由していると、その国のストアとして扱われることがあります。いったん VPN をオフにして試してみてください。
これらを見直したうえで、ストアアプリを再起動し、再度サインインすると、正しく英国ポンド表示に切り替わることが多いです。
未アクティベート状態の Windows から Pro へアップグレードしたい場合
購入したばかりのPCで、まだ Windows 11 Home がライセンス認証されていない状態から、いきなり Pro にしたいケースもあります。この場合、基本的な考え方は次の通りです。
- まず Home のライセンス認証を完了させる(プリインストールなら自動的に有効化されることが多い)
- その上で、ストアから Pro へのアップグレードを行う
未アクティベート状態のままアップグレードしようとすると、後々ライセンス認証で余計なトラブルが発生することもあります。とくに、デジタルライセンスと Microsoft アカウントを紐付けておくと、万が一PCを初期化しても、同じエディションであれば自動再認証されやすくなります。
よくある疑問とライセンスまわりの考え方
Q. Home から Pro へアップグレードしたライセンスは、別のPCに移せる?
一般的に、メーカー製PCにプリインストールされている Windows 11 Home はそのPC専用(OEMライセンス)として扱われます。そこに Microsoft ストア経由で Pro アップグレードを追加した場合、
- ベースの Home ライセンスがPCに紐付いている
- その Home に対する Pro アップグレードという位置づけ
となるため、「自由に別PCへ移す」という使い方は基本的に想定されていません。厳密な扱いはライセンス条項に依存するため、どうしても別PCに移行したいシナリオがある場合は、最初からリテール版の Windows 11 Pro ライセンスを単体購入するほうが分かりやすく、安全です。
Q. 再インストールしたら Home に戻ってしまう?
Windows 11 Pro にアップグレードしたPCを初期化・再インストールする場合、
- 同じエディション(Pro)のインストールイメージを使えば、インターネット接続時に自動的にライセンス認証されることが多い
- Home のメディアで上書きした場合、Home としてインストールされるので、その場合は再び Pro のキーを入力するか、ライセンス認証画面からエディション変更を行う
というイメージになります。アップグレード直後に、Microsoft アカウントとライセンスを紐付けておくと、再認証のトラブルを減らすことができます。
Q. オンラインの格安キーは使っても大丈夫?
インターネット上には、極端に安い Windows 11 Pro のプロダクトキーを販売するサイトが存在しますが、
- ボリュームライセンスの不正転売
- 以前に不正利用として無効化されたキーの再販売
- そもそも無効なキー
などのリスクがあります。価格だけを優先して購入すると、
- 最初はライセンス認証できたように見えても、後から突然「ライセンス認証されていません」と表示される
- 再インストール時に認証できなくなる
といったトラブルに見舞われる可能性があります。信頼性を優先するなら、Microsoft 公式ストア、もしくは正規販売店からの購入を強くおすすめします。
Home から Pro へアップグレードするか迷ったときの判断軸
最後に、「Home のままでも困っていないけれど、Pro にしたほうがいいのか?」と迷っている方向けに、判断のポイントを整理します。
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 会社から「PCをドメインに参加させて」と言われている | ほぼ確実に Pro が必要です。Home のままでは要件を満たせません。 |
| 外出先から自宅のPCにリモートで接続したい | 接続される側のPCが Pro である必要があります(リモートデスクトップホスト)。 |
| ノートPCを持ち歩く機会が多く、盗難・紛失が心配 | BitLocker でフルディスク暗号化できる Pro の利点は大きいです。 |
| 仮想マシンや検証環境を多用する | Hyper‑V や Windows Sandbox を使える Pro が便利です。 |
| 上記に当てはまらず、主にネット閲覧・Office・動画視聴が中心 | Home のままでも困らないケースが多く、無理に Pro にする必要はないかもしれません。 |
イギリスで正式なライセンスを取得して使い続けたい場合、価格は決して安くはありませんが、「仕事道具としての安心感」「セキュリティ強化」「将来的な運用のしやすさ」といった見えにくい価値も含めて検討すると良いでしょう。
まとめ:Windows 11 Home から Pro へ、英国ポンドでスマートにアップグレード
本記事のポイントを改めて整理します。
- Windows 11 Home から Pro へのアップグレードは、設定 → システム → ライセンス認証 → エディションのアップグレードから Microsoft ストアに進むのが基本ルート。
- かつての例では、英国ストアの価格が £119.99 と表示されていましたが、現在の価格は必ず自分の環境で再確認すること。
- 価格を英国ポンド表示にするには、Windows の地域設定を United Kingdom に変更し、さらにMicrosoft アカウントの請求先住所も英国に合わせることが重要。
- アップグレード後は、バージョン情報とライセンス認証画面で、Windows 11 Proになっているか必ず確認する。
- 既に正規の Pro プロダクトキーを持っている場合は、ストア購入ではなくプロダクトキーの変更から直接 Home → Pro に切り替え可能。
- Home と Pro の違い(BitLocker、リモートデスクトップ、ドメイン参加、仮想化など)を理解し、自分の用途に本当に Pro が必要かどうかを見極めることが大切。
これらのポイントを押さえておけば、イギリス在住の方でも、通貨表示やライセンス周りで迷うことなく、安心して Windows 11 Pro へのアップグレードを行えるはずです。実際の購入前には、ストア画面に表示される最新の価格と条件を必ず確認し、自分の用途にとって納得のいく形でライセンスを取得しましょう。

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