Windows 11のウィジェットが開かないときの対処|更新・Store・0x80070005

Windows 11のウィジェットが開かないときは、Windowsキー+Wでの表示確認、WindowsとStoreアプリの更新、Store自体の不具合の切り分けから進めます。0x80070005が出ても、Packagesフォルダー全体へのフルアクセス付与やセキュリティソフトの停止を最初の対処にしないでください。この記事では、Widgets Platform RuntimeやWindows Web Experience Packの更新で困った場合も含め、症状別に確認します。

目次

最初に、アイコンがないのか、ウィジェットが開かないのかを分ける

Windowsキー+Wを押してボードが開くか確認します。開くなら、タスクバーのアイコンが非表示になっている可能性があります。タスクバーを右クリックして[タスクバーの設定]を開き、[ウィジェット]の表示を確認してください。アイコンを隠しても、通常はWindowsキー+Wで開けます。

ボード全体が開かない、開くが内容が読み込めない、Storeで更新だけ失敗する、といった症状を分けて記録します。作業中のファイルを保存してPCを再起動し、再現するか確認してください。組織の管理するPCで設定が制限されている場合は、ポリシーを自己判断で変更せず管理者へ相談します。

WindowsとWeb Experience Packを更新する

[設定]→[Windows Update]で提供されている更新を確認し、必要な再起動を行います。続いてMicrosoft Storeを開き、アプリの更新を確認します。Storeの画面構成によって、[ライブラリ]や[ダウンロード]などに更新の操作が表示されます。

2026年10月19日に確認したMicrosoft公式FAQでは、WidgetsとDiscoverの動作のためにWindows Web Experience PackとStart Experiences Appの最新更新が必要とされています。Windows Web Experience PackのStore製品ページに[更新]が表示されれば適用します。更新後に再びWindowsキー+Wで確認してください。

Widgets Platform Runtimeが見つからない・インストールに失敗する場合

表示されるコンポーネントや更新方法は環境によって異なります。Widgets Platform RuntimeがStore検索に出ないことだけで、必ず手動再インストールが必要とは判断できません。非公式サイトから同名パッケージを探して導入するのではなく、まずWindows UpdateとStoreに提供された更新を確認します。エラーが出る場合は、対象の正式名称とコードを控えます。

0x80070005とPackagesフォルダーの権限について

0x80070005はアクセス拒否を示すエラーですが、コードだけでは原因となるフォルダー・ファイル・設定を特定できません。「ウィジェットのエラーだからPackagesの権限不足」とは断定できません。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Packages全体の所有者やアクセス権を一括変更しないでください。複数のアプリのデータを含む場所であり、別の動作や保護に影響するおそれがあります。発生時刻、更新対象、エラー全文、直前の変更を記録し、以下のStore・アプリの対処を先に確認します。既に権限を変更してしまった場合も、推測で別の権限を重ねず管理者やサポートへ相談してください。

Microsoft Store自体が開かない・アプリを更新できない場合

Storeが開かない場合は、Windowsキー+Rを押して wsreset.exe を入力し、実行します。これはMicrosoft Storeのキャッシュをリセットする公式の対処です。ウィジェット内のすべての問題を直す操作ではありません。日時や地域が実際の利用環境と合っているかも確認してください。

Storeは開くが特定アプリだけ更新に失敗する場合は、そのアプリ名・エラーを確認します。ネットワークや組織の利用制限が疑われても、VPN・ファイアウォール・保護機能を無条件に解除せず、管理者または製品提供元に確認します。

修復とリセットは、項目が利用できる場合だけ行う

[設定]→[アプリ]→[インストールされているアプリ]で対象アプリのメニューを開き、[詳細オプション]がある場合は[修復]を先に試します。すべてのアプリ・システムコンポーネントに同じ項目があるわけではありません。表示されない場合に、フォルダーの削除で代用しないでください。

修復で改善せず[リセット]を検討する場合は、画面に表示されるアプリデータ削除などの注意を確認します。設定やサインイン状態が失われる可能性があるため、必要な情報を確認してから実行します。Windows全体の初期化とは別の操作です。

言語・地域・アカウントは、起動不能とは分けて確認する

ニュースなどの表示言語や地域が意図と違う場合は、Discoverのアカウントボタンにある地域と言語の設定を確認します。外国語の問い合わせがあることや、日本語以外のユーザー名であることだけでは、起動障害の原因とは判断できません。表示言語の変更は、起動不能の修復を保証するものではありません。

個人向け表示の同期やアカウント切り替えに問題がある場合は、ボード内に表示されるアカウントを確認します。Windows自体のアカウントを削除したり、新しいアカウントへ全データを移したりする対処を先に行う必要はありません。

症状別の確認表

症状最初の確認
タスクバーにないWindowsキー+W、タスクバーの表示設定
開かない・内容が出ない再起動、WindowsとStoreの提供更新、接続状態
Store自体が開かないwsreset.exe、日時・地域の確認
0x80070005対象アプリとエラー全文を記録。権限一括変更を避ける
表示言語だけ違うDiscover側の地域・言語設定

それでも直らない場合

Windowsのバージョン(winverで確認)、更新できないアプリ名、発生時刻とエラー全文、試した操作をまとめて管理者やMicrosoftサポートへ相談します。セキュリティ製品の通知・ブロック履歴があれば、保護を停止するのではなく製品提供元に確認してください。公開の質問にはメールアドレスや個人情報が写った画面をそのまま載せないよう注意します。

まとめ

ウィジェットの表示、関連アプリ更新、Storeの問題を分けて確認すると、不要な変更を避けられます。0x80070005を理由にPackages全体の権限を変更せず、提供されている更新と、利用できる修復機能から順に確認しましょう。

公式資料

Windowsのウィジェット/Windows Web Experience Packの更新/Microsoft Storeが開かない場合/Windowsアプリの修復

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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